★ 性格の出るお乳の飲み方

 6頭の仔犬たちはお乳を飲むとき、どこのおっぱいで飲むか好みがあるのです。お乳は母犬の胸の辺りのおっぱいが一番良く出るようです。そこにはいつも体 の大きなアルテミス、アスラン、アトラスが吸いついていました。そして飲み終わると満足そうに寝てしまいます。3頭は毎日驚くほど、ぐんぐん大きくなりま した。 

 イリスの足の付け根のあたりにあるおっぱいには、いつもアリスがくっついて飲んでいました。そして飲みながらブーブー文句を言うのです。乳の出が悪いらしいです。
マダムポアロとキョンキョンは見るにみかねて、お乳を飲んでいるアリスを引きはがしました。それから母犬の胸のあたりでお乳を飲んでいるアルテミスをおっ ぱいから離し、そのお乳があふれている胸にアリスを連れてきました。二人は彼女がお乳をグイグイ飲んで喜ぶかと思いました。
しかしアリスはすぐに乳を離し、ハイハイして元の足の付け根のおっぱいに戻ってしまいました。そしてしゃぶりながらまた「出ない、出ない」と文句を言うのです。
なんて頑固なアリスなんでしょう。生長するうちに更に頑固さがより強く出てきました。どの犬とも喧嘩ばかりする、とても飼いにくい犬になっていきました。

 反対にどの犬とも喧嘩しない大人しいアルシアは、どこの場所のお乳でも文句は言わず、またどの仔犬たちも大嫌いな粉ミルクでも文句を言わずに良く飲んで良く育ちました。大きくなってからは素直で賢く可愛い飼いやすい犬になりました。

★ マダムポアロ、本当の犬を育てる!

仔犬に名前を付ける

マダムポアロは子供の時に「白い狼」や「狼王ロボ」などの狼の本を読み、動物なのに仲間を思いやる気高い心や人間に銃を突きつけられても逃げようとしない プライドの高さに感銘を受けました。しかし犬を飼いたいとは思いませんでした。毎日の散歩や世話をやくのは嫌だと思いました。
ある時、自分の子供の情操教育のためにどうしても犬を飼うことになりました。マダムポアロはどうせ飼うならその犬に必要な教育をしようと思いました。大奮闘の末、申し分の無い犬に育った愛犬イリスでした。
すっかり犬に魅せられた彼女は、人間の手を加えた本当の犬を作ってみたいと考えました。そこで、シェパードの愛犬イリスにお願いして仔犬を産んでもらいました。帝王切開で産まれた仔犬は6頭でした。
マダムポアロの子供たちキョンキョンとゴンザレスは夏休みで、祖母の家に泊まりに行っていました。子供達は家に帰ってきてみたら、仔犬が6頭いるのでとて も驚きました。そして仔犬の血統書に載せる名前は、子供達で付けることになり張り切りました。仔犬たちは全員真っ黒なので解りやすいようにリボンを付けま した。

 まずメスで一番大きな赤ちゃんは、子供たちが毎晩寝る前に読んでもらっていた大好きなギリシャ神話に登場する狩猟の女神のアルテミスと名付けられました。彼女のリボンは金色でした。
 次ぎに体が大きいオスはやはりギリシャ神話から大地の神アトラスにしました。青いリボンがよく似合いました。
 もう1頭のオスは、何年か前に1年かけて毎晩寝る前に読んでもらった本の「ナルニア国物語」に登場するライオンの名前を取りアスランとしました。彼は緑のリボンを付けられました。
 残るメスの3頭の中で一番大きく尻尾の先が白い仔犬はどこから探してきたのか、アリストライヤです。そしてピンクのリボンを仔犬の首につけました。
 ゴンザレスはもう飽きて、どこかに行ってしまいました。後はキョンキョンが一人で考えました。マンガの主人公アーシェスネイと名付けられ、赤いリボンを首に巻いた仔犬は小さくてほっそりしていました。
 そして最後の一番チビはロシアの王女アルシアです。後にルーシーと改名しました。もうリボンはありませんでした。そこで名刺入れの包みに結んであったニナリッチのリボンを巻きました。

★ その犬の躾け、イイネ!

前回「マダムポアロがスーパードッグを育てるお話し」は続きになっていました。
でもその前にこのお話しをしましょうか。

マダムポアロは犬を飼うのはとても面倒なことだと思っていました。しかしある日子供たちの情操教育のためにと考えて、2ヶ月の真っ黒な小さな雌の仔犬と暮らすことになりました。その犬は、成長すると体が大きくなるジャーマンシェパードでした。成長したその犬に、散歩する度に引き綱を引っ張られるは嫌なことだと思いました。それに子供たちがその犬を散歩に連れて行くこともあるので、引っ張らない犬になるように教育することにしました。

犬は人に飼われる前に、狩りをしていた習性があります。そのため獲物を探したり自分の縄張りによそ者がいないかパトロールしたりするなど、うろつきたい願望があります。
そこで犬を散歩に連れ出すと、要求が満たされ満足し大人しくなります。犬と静かに生活する上で、散歩は必要不可欠なのです。

犬が道路の真ん中を歩いて散歩している時に、自動車が走って来たら、犬が車に轢かれないように道路の端に寄せなければなりません。大抵の人は犬の首輪か胴輪に付けている引き綱を引いてたぐりよせると思います。でもマダムポアロは、そのようなことは嫌でした。自分も突然首をぐいぐい引っ張られたら、飼い主がきらいになると思いました。それでおいでと呼んでくることを教えようと考えました。

また犬が人に跳びついたりすると迷惑になると思いました。そこで「マテ」と言ったら犬は止まらなければならないことも、教えようと思いました。さて、それらをどのようにしたら犬は覚えるでしょう?

その2ヶ月の仔犬はイリスと名付けられました。マダムポアロはある日、その仔犬を連れて歩いていました。彼女の息子のゴンザレス(6才)と娘のキョンキョン(8才)と、仔犬珍しさに付いて来た彼らの友達も一緒でした。信号に差し掛かったので、マダムポアロは子供たちに「マテ」と言いました。子供たちはいっせいに止まりました。すると何と仔犬まで同じように、信号を見ながら止まっていました。彼女はすぐに理解し思いました。「動物はお母さんや大人の真似をする、と何かの本で読んだわ。イリスに教えるのは真似をさせればいいんじゃないかしら!」

それからは子供たちと一緒にイリスが野原を走っている時に、途中で「マテ」と指示を出します。犬は最初の内は止まれませんでした。けれどその内にいつのまにか止まれるようになりました。「マテ」は犬と暮らす上で、本当に便利です。犬の飼い主は犬と一緒に家の外に出る時に、門の扉を開けてから「マテ」と指示し犬を待たせます。人は先に道路に出て、車や人が通っていないか確認し、犬に「ヨシ」と指示を出し一緒に家の外にでます。このようにすれば、犬が扉を開けた途端に飛び出して車に轢かれるようなことはありません。イリスはマテを良く覚えて、子供たちより正確にピタッと止まっていました。そして褒められると得意そうなドヤ顔をして「ドウヨ・・・!」と子供たちの方を見ました。
犬は何かを覚えるために真似をします。それはそのようになりたいという気持ちからです。犬は先輩犬のことを真似をするばかりではなく、種を超えた人間の子供たちのことも真似をしていました。しかしそれは、どの子供でも良いのではありません。犬が真似をするのは、自分の仲間とみなした子供たちのことだけです。

今日もイリスは子供たちと散歩しながら赤信号でピタリと止まっています。

あなたも愛犬と散歩している時に、少しだけゆっくり走ってから急に止まってみて下さい。するとワンちゃんも一緒に止まるでしょう。ワンちゃんはあなたと一緒に走って喜んだことでしょう。人も犬も、誰かと一緒に同じことをするのが好きです。たとえば  ダンスや運動など。そして人も犬も仲間と共有するそのひと時は、楽しくワクワクするものなのだと思います。楽しければ何事もすぐに覚えてしまいます。おしまい

★ 小さなララの大きな野望!

マダムポアロは犬と散歩している途中に、よく森の中の広場に立ち寄ります。犬と狩りの練習をするためです。それは犬にしてみればスポーツのような感覚の遊びです。
古代、犬は狩りをして生きていました。それが現代になり犬は家畜化され狩りをすることが無くなりました。しかしながら彼らは狩りの練習をすると、精神的に満足するのです。マダムポアロの犬たちも例外では無く、ドッグフードを食べてる今だからこそ、狩りの練習をします。すると犬は自分が犬だと認識ができ、心が安定します。
また狩りは仲間と連携プレーで行います。そのため犬は仲間が何を考えているのか、どのような行動を取るかを気づかいます。犬は狩りの仲間は犬でも人でも気にしません。練習を人と行う場合は、狩りを取り仕切るリーダーは人になります。練習は人が指示を出し、犬は指示通り素早く動けるようにします。犬はテキパキ素早く動けると、充実感を覚えます。素早い行動は狩りの成功につながるので、気持ちが良くなるのです。狩りの練習をすると人は自然とリーダーになるので、普段でも犬は人の言うことを良くきくようになります。

マダムポアロは犬たちと一緒に、時々犬の運動会に参加します。運動会の出し物は獲物ごっこそのものです。獲物の足跡の匂いを追跡する追及競技。障害物のハードルを飛び越え、トンネルをくぐり獲物を追う障害物競技。獲物を仕留める防衛競技。人と犬の絆を競う服従競技などいろいろあります。徒競走はポアロチームの得意科目です。つい最近シェパードのリッキーは50mを6秒代でマルチーズのリリー(1才)も8秒代で走りました。

運動会は楽しいと言っても、出場する犬はもちろん人も緊張します。普段狩りの練習をして腕を磨いているのですが、なかなか実力は発揮できません。大勢の観客に囲まれて、審査員に失敗するかどうかをジロジロと凝視されると、犬も人も頭がポーとしてしまいます。しかしシェパードや大型の犬を飼っている人たちは、どのような緊迫した状況でも犬を素早くコントロールできなければなりません。競技会のような緊張した場を借りて狩りの疑似体験をすると、犬と強い絆が出来ます。そして普段の生活で犬が扱いやすくなります。
服従競技科目にある「お座り」は犬を飼った人なら1度は犬にさせています。その動作は犬が何かを欲しいと思ったときにする動作です。犬に食べ物やおもちゃを見せると、元気な犬は跳びついて取ろうとします。でも取られないようにして見せびらかすと犬は「欲しいよう・・・」と座ります。
競技では欲しいと思っていない犬に、欲しいとの気持ちの表れである行動をさせるので無理があります。それにシェパードは意欲が強すぎて腰を落とせず中腰のお座りになったり、ドーベルマンはお尻がつるつるしているので、座布団やマットの上なら座りますが土の上ではしぶります。
競技の練習をする時は、人と犬は対等です。パートナーでもあり恋人の様でもあります。リードするのは人ですが、高圧的な態度では犬は良い演技はできません。お互いを尊敬しワクワクした楽しい関係の人と犬の演技は、観客を感動させます。

マダムポアロの愛犬マルチーズのララは体重2.5㎏の小さな犬です。ララはシェパードの訓練をいつも見ていました。訓練は楽しそうで面白く簡単そうに見えました。そしてある日「私、ララも競技会に出ます。」とでも言うようにマダムポアロをじっと見つめて尻尾をブンブン振りました。そこで彼女はララと練習し競技に出たところ、98点を取り優勝しました。その後の2回も98点で優勝したのでした。優勝する犬は人に強いられて出場するのではなく、自分で自ら競うのです。そして教えられるより見ている方が、トレーニングを理解し覚えるものです。
競技会が面白くなったララは「待つ競技」にも出ました。広場に犬が一人で伏せて待ち、飼い主が来るまで動かずにじっとしている科目です。それは本来犬の得意科目です。なぜなら犬は狩りの時に茂みなどに伏せて動かずに獲物を待ち続ける習性があるからです。
その日の参加犬は50頭あまり、警察犬の訓練を受けている沢山のラブラドールやゴールデンレトリバー、シェパードが出場しました。人が犬を連れて広場に行き、犬に伏せをさせてから立ち去りました。最初に犬たちの周りをオートバイが走り回りまわり誘惑しました。20頭位の犬は驚いて動きましたので退場です。次は会場のスタッフが犬の名前を呼びました。すると20頭位の犬が動いたので、彼らは失格です。最後はお弁当箱の蓋をあけて食べ物を見せました。またまた8頭の犬が動き退場しました。広場には小さなメス犬が2頭だけ残り、伏せていました。審査員は「この賢い犬たちはどんなことがあっても、飼い主が終わりと言うまで動かないでしょう。両方の犬を優勝にします。」と言われました。その片方がララでした。ララは思いました。「オートバイなんか怖くないし、お弁当なんかも欲しくな~い。そんなことより優勝したい。失格も退場も格好悪いですもの。」競技会場には沢山の人が見学に来ていて、ララ達を讃えました。観客は小さいけど堂々として演技をしているララ達に感動しました。小さなララは自分が偉業をなしたことを感じていました。そして大きな自信を身にまとい、家路についたのでした。おしまい

★ コーギーミミ、ミセスカヨを助ける!

マダムポアロは虫眼鏡で犬の目を見ると彼らの気持ちがわかります。そんな彼女のところにある日、ミセスカヨがコーギー犬を連れて訪ねてきました。抱っこしている犬はあまりに小さいので「何か月ですか?」とマダムポアロは聞きました。そのミミという名前のコーギー犬は、1ヶ月半でした。幼犬ミミは家の中で飼われていて、人が歩くと走って来て足の踵に噛みつくので、ミセスカヨは困っていました。

余談ですが、現在は法律で生後2ヶ月以下の仔犬を売ることは禁じられています。
仔犬はヨチヨチ歩き母犬から離れると、咥えられて群れに戻され離れないように躾けられます。また兄弟で遊びながら我慢を覚えます。
犬は生後2~3ヶ月経つと家族以外の外の世界に興味を持つ時期がきます。その時期に仔犬を母犬や兄弟犬から離すと、新しい飼い主に無理が無くなじむと言われています。

犬は生きていくために狩りをして食べ物を得る動物です。そのために仔犬は歩けるようなると、動くものに興味を持ち追いかけ飛び掛かり噛みつく性質があります。中でもコーギーは、放牧されている牛の踵に噛みつき囲いの中に追いやるために繁殖されました。エリザベス女王の大のお気に入りの犬種です。
そのような性質の犬を室内で自由に放しておけば、歩き回る人の足を見ると本能が働き踵に噛みつきます。作業犬でしたら犬は褒められるはずですが、人と生活をする上でそれでは困ります。そこでマダムポアロはミミに噛みつくのを止めるのではなく、人の手や足ではなくおもちゃや噛みつき棒に噛みつくようにアドバイスをしました。本能を封じ込めてはけ口が無いと、イライラして吠え続けるなど人の言うことに素直に従いません。
それから犬の居場所を家中自由ではなく、部屋の一部を囲ってそこに居るようにしました。元上野動物園園長の増井さんが言われましたが、仔犬は体を作る時期なので、犬は動き回れる広さが必要です。狭いケージの中に入れておきたくはありません。そしてミミはおもちゃに噛みついて遊び、元気いっぱいに育ちました。

 その後ミミはとてもお利口な犬になりました。特に人が話しかけるとジーと耳をすませて良く聞いています。もちろん家の中は自由にさせても問題は起こらなくなりました。
ところがミセスカヨが言いました。今度の問題は8ヶ月になったミミに噛まれたそうです。彼女はトイレに入ろうとして、トイレの前に寝そべっていたミミを足でどかしたら噛まれたそうです。マダムポアロは「えっ、何も言わないで足でどかしたのですか。それは犬に失礼ですねぇ!」と言いました。その後ミセスカヨコはミミの居場所を移動させようとする場合は、「ミミさま、どいてちょうだい。」と言うようになりました。もちろんミミは「は~い、わっかりましたぁ~。」と素直にその場所から立ち去ります。
 ある日マダムポアロはミセスカヨコに会い立ち話をしました。すると今度はお嬢さんがミミに噛まれたそうです。理由はある寒い朝、お嬢さんは出勤前にストーブにあたり暖まろうとストーブの前にいたミミを手でどかしました。するとミミは飛び上がってお嬢さんの耳に噛みつき、血が噴き出しました。彼女は痛くてワンワン泣いたそうです。ひどいミミですね。すぐさまミセスカヨコはお嬢さんに、犬をどかす時はそのことを犬に伝えるように指導したそうです。それからは家族はミミに、人に話しをするようにしゃべりかけるようになりました。

 しばらくすると「ミミは話が分かりすぎて困る。」とミセスカヨは言いました。
「どうして?」とマダムポアロが聞きました。ミミの家に来たお客さんは帰るときに「では、そろそろ・・・。」と言って帰り支度をします。ミミはそのソロソロを聞くと「帰らないで、帰らないで!」とでも言うように、気が狂ったように騒ぎだします。そしてミセスカヨコはどの人にも「お帰りになるときに、ソロソロと言わないで下さいね。」と言ってもほぼ全員「では、そろそろ・・・。」と言います。そしてミミがそれを聞くと興奮して、ワンワン吠えながら部屋中走り回るのでした。ミミに関する困りごとも段々たいしたことが無くなりました。

 何年も経ってミミは近所でも評判の利口な犬になりました。その頃ミセスカヨはたまに目まいがするようになりました。ある日夜の9時頃、ミミを連れて家の前の空き地に行きました。彼女はミミを大変可愛がっていたので、夜も寝る前に犬にトイレをさせるために連れ出すのでした。家の前に近づいた時、ミセスカヨコは急に目まいがして倒れました。 どうしても起き上がれません。そのまま30~40分、うつ伏せで倒れていました。ようやく近所のご主人が通りかかり「奥さん、大丈夫ですか?」と声をかけながら助け起こしてくれました。彼女は「犬はどこ!ミミはどうしてます?」と言いました。すると「犬はずうっと奥さんの頭の前に座っていたようですよ。奥さんを守るようにして。」と答えが返ってきました。

 今では二人は年を取りました。寄り添いながら気遣いながらお互いゆっくり歩いて散歩しています。おわり

★パグのパギーの後ろ足がもつれるようになりました

ここのところパギー(パグ、10才)が後ろ足がもつれるようになり心配です。


● パギー飼い主より
MRIの結果、椎間板ヘルニアが3ヶ所も見つかりました!パギーは胸椎に元々奇形があり、肋骨も1本足りないことから、年を取って背骨がずれてきてヘルニ アになったみたいです。慢性的なので手術をしても治りにくいとのことで、悪化させないためにコルセットを特注することになりました。コルセットで固定すれ ば歩きやすくなるし排便もしやすくなるそうです!
毎日安静療法を頑張っています!


● マダムポアロからパギーへ
病状が解って、不幸中の幸いですね。
悪くならないようにお祈りしています。

しろうと考えですが、人も犬も年を取ると具合が悪くなるので
ゆっくり歩く運動をして筋肉を少しでも落とさないようにすると良いのではと思います。
歩くのは長く歩かないでほんの少しを1日に何回もしたら良いのではないかと思います。
リハビリでいろいろわかったことを教えて下さい。(パギーの飼い主はダンスとピラティスのインストラクター)


● パギーよりマダムポアロへ
麻痺は日に日に悪化している様なので筋力が落ちないように早くコルセットで固定して歩きたいです!
今は飼い主に普段使用しないマフラーで下半身を吊り上げて少しだけ歩かせてもらっています!


● パギー飼い主よりマダムポアロへ
こんなときにも、なんと、「トレーニングついて!」が役に立っています!リハビリだからといってこちらが無理に歩かせようとしては嫌になってしまうでしょ うけど、ついて!と言ってパギーの顔の前におやつを出すと自発的に歩こうとします(^^)パギーも得意気な前向きな表情をします!
「トレーニングついて!」は歩行訓練にも使えるなんて!希望がわいてきました(^^)d 意欲のある子に育てておいて良かったです!笑

★犬の野生 その1

『犬の祖先は狼』
犬を飼うようになってからは、マダムポアロは人間みたいな不思議な犬の習性を知りたいと思うようになりました。図書館や本屋にある『犬の行動と習性につい ての本』と『狼の本』は知る限り読みました。欧米から招かれた講師による『犬の習性や飼い方』などのセミナーも余さず出席しました。
解ったことは犬の祖先は狼で、家族を中心に群れで暮らしている。その為に仲間を助けたり協力する精神が発達している。狩りは単独でも行うが、大きな動物を 狩るときは群れで連係プレーで行う。群れの仲間と連携で狩りをするので、狼(犬)同士のコミュニケーションが発達していることなどです。...
う~ん、犬はどうやって狩りの時に、ポジションを決めているんでしょうか?
知りたいで~す! でも話し合って決めているわけでは無いみたいですけど・・・。
ちなみに猫は単独で狩りをするので、猫のコミュニケーションは犬ほど発達していないようです。

マダムポアロ

★犬の野生 その2

『森の中の狩り』
ある小雨が降っている早朝、マダムポアロは母犬イリスとその仔犬のアスランとルーシーを連れて森に行きました。

...

朝もや煙る広い原っぱに、4才のハスキー犬のティムジンと飼い主の小川さんが霧の中から現れて「おはよう。」と言いました。犬たち4頭は、地面の匂いを嗅いだりしながらお互いを意識していました。

突然ハスキーのティムがおじぎをするように身を低くして頭を振り、勢いよく走り出しました。とっさにイリスの仔犬の8ヶ月のアスランとルーシーが、運動会の徒競走でピストルがなってスタートしたかのようにダッシュして後を追いました。

マ ダムポアロはそれを見てすぐに狩りだと感じました。ティムが獲物です。走り出すのを見た瞬間にシェパードたちは秘めている野生の狩りの行動にスイッチが 入ったのです。ポアロ家の犬の中で体が大きく足が速いアスランは、獲物を捕まえるために追いかけます。体が小さくて俊敏なルーシーは、獲物に更に追い打ち をかけるように地響きを立ててアスランの後を走ります。気分よく走り出したティムは真剣にもの凄いスピードで追いかけてくるシェパードのど迫力に恐怖さえ 感じ、ますます狂ったように全速力で逃げました。
広場の周りには木が生えているので、ティムは大きく円を描いて走ってきました。そして突然走っている彼は何かに飛び掛かられ横倒しになりました。飛び掛かったのは母犬イリスでした。

6 才のイリスは足が遅いのを知っているので、仔犬たちのようにすぐには走らずティムの動きを見ていました。彼が円を描いて走っていることを察知すると、近回 りして忍び寄りました。そして彼女の見通しとおりに自分の近くに走ってきたティムに、軽々と飛び掛かったのでした。狩りで言えばとどめを刺すために。

ティ ムは起き上がるとすっかり怒って、気が狂ったかのように3頭に向かって暴れました。すぐに小川さんとマダムポアロは、犬たちに静まるように指示を出しまし た。大人しくなった犬たちは飼い主の足元に伏せていました。それからハスキーもシェパードも、何事もなかったかのように静かに飼い主についてそれぞれの家 に帰りました。家では野生はしずまり、猫のように丸まって今日のイベントに大満足でした。狩り遊びはそうそうあるものではないからです。マダムポアロ

★犬の野生 その3

『狩りのコミュニケーション』
ハスキーのティムジンの飼い主、小川さんはラグビーのシニア日本代表の選手でした。彼は「ヤーヤー、見ていてすぐに解ったよ!3頭のゲームポジションは、ティムが走り出した時にすぐに決まったんだね。足が速いアスランは最初に追いかける、次に早く走れるルーシーは追い打ちをかける。早く走れないけど経験豊かなイリスは、アタックする役目だと思ったんだ。だから皆と一緒に走らないで違うコースを取ったんだ。持ち場の決め方は一流選手だと一瞬で自動的に決まるんですよ。僕たちラグビーの選手も、少し練習したら相談し無くても持ち場は決まるんですね。ハハハ・・・。」と言いました。

...

『謎が解けた日』
マダムポアロは、狩りをすることは動物が生きていく上でとても大事な行動だと思っていました。そして犬の飼育に必要な沢山の事例が、狩りをする行動の中にあるのではないかと考えました。その中で犬たちが狩りをする場合、連係プレーでの持ち場(ポジション)をどのようにして決めるのでしょうか? またそれを決めるにあたって、どのように相談(コミュニケーション)するのでしょうか? それはどの本にもセミナーでも記述がありませんでした。いつも知りたいと思っていました。
そしてとうとうこの日、ハスキーとシェパードたちと小川さんが教えてくれたのでした。話し合って決めるのかと思っていましたけど違うのでした。マダムポアロ

★黒ラブまるのこと

黒ラブ、まる
黒ラブ、まる

 最近は、ゴミ出しのお手伝いをさせてますが、なかなかスンナリできません。口にくわえると、振り回します。それでも、なんとか持ってきてもらい、ベタぼめ!なんて、いい子なの!ほめちぎってます。

この間は主人の、伸ばした足がマルの顔を直撃!びっくりしたマルは、私の顔をじ~っと見ていたんです。だから、私が痛かったね、誰がしたの?って聞いたら、主人をにらむんです。偶然かなぁって思って、もう一回聞いたら、又主人をにらんでから視線を私に戻すんです。

もう、笑ってしまいました。一応主人をマルに代わって、駄目でしょって言いましたが。

毎日過ごしてて、人間の言葉や、行動を理解しているマルに感動さえ覚えます。

 ハミング まるの飼い主

 

★マダムポアロと犬のこと

『子供たちのために』

私は子供たちが小学1年生と3年生の時に、彼らの情操教育のために犬を飼いました。転勤族である我が家の子供たちは、仲良しになった友達と常に別れがやってくるからです。そして縁があり我が家にやってきたのは、1ヶ月半のシェパードの仔犬でした。

 

『犬育ては子育てと同じように』

私はその仔犬をイリスと名付けて子供と同じように育てたところ、あまりに賢く家族に忠実に成長しました。一番良かったことは我が家の子供たちや近所の子供たちの素晴らしい遊び相手になったことです。その頃は転勤で四日市におりました。近くの御在所岳に連なる山に子供たちと一緒に登ると、犬はまるで牧羊犬のごとく子供たちの先頭まで行き確認し、下りながら子供たちを一人一人調べて最後尾を行く私の元に来て尻尾をふります。まるで「全員いますよ。大丈夫!」とでも言うように。そして意気揚々とまた先頭を登っている子供のところに早足で駆けて行きます。それから飽きもせず全ての子供を確認し、ハーハー言いながら子供たちの後をついて登っている私のところに来て、鼻で突いて全員の無事を伝えます。

 

登山や渓谷に行くとき大抵子供は7人、引率者は私一人でした。でも怪しい人に出会ってもシェパードがついているのでとても安心でした。また犬のイリスははぐれる子供がいないように、常に気を配っていました。それは大人が何人かでおしゃべりしながら行くより、よほど働きが良いと感じました。


おりしもバブル景気で大黒柱のお父さんは会社でこき使われ疲れていて、日曜日はお昼まで寝ていたい人が大勢でした。そして四日市は工場が多く3交代の勤務もありました。近所の元気な子供たちは、 休日でも大声で騒ぎまわって遊びます。庭の広い借り上げ社宅の我が家に早朝から遊びにやってきました。子育て中の私は毎日元気な子供たちと犬と一緒に散歩に出かけました。

 

『我が家の乳母イリス』
野原を走っても川に行っても、犬は子供全員に目を凝らして油断がありません。子供が私から離れて遠くに走っていくと、イリスは驚異のスピードで走って追いつきその子の前に立ちはだかりワンワン吠えて皆の所に戻るように促しました。

 

それらのことをイリスは教えられた訳ではなく、子供たちと走り回っていた自然なふるまいの中から発現した行為で、群れで生活する犬の習性なのでしょう。


そうしてすくすく育った子供たちは成長し、のびのびと自分の能力を発揮しています。彼らの思い出の中に、犬の乳母イリスは燦然と輝いていることと思います。 マダムポアロ

★仲良しミニダックス

仲良しミニダックス


いつも一緒にいるけれど、いつかお空に帰る日がくるんだよ。

一日は長いけど、人生は短いね。

だから僕たち、いろんなことしたいし、いろんな場所に行きたいんだ。

たった一度の人生だし、巡り合ったあなたと沢山の思い出つくりたいんだよ。

そしてどうか僕たちのこと、知って欲しいと思う。

心から・・・。


マダムポアロ


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